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ほんとうの海の日
文筆家、『マーマーマガジン』編集長、詩人、
のみれいさん。


みれいさんの処女詩集は、
『だからもう はい、すきですという』
(ナナロク社=刊)ですが、
実は、いわゆる“インディーズ”のころ、自費出版した
詩集があります。

タイトルは、
『甘い、甘い、甘くて甘い』
(エムエム・ブックス=刊)。

『だからもう はい、すきですという』の
編集者の方が、“わたしが好きなみれいさんの詩”として
選ばれていた詩がとても印象的で……、
それ以来、わたしも、ふとしたときに思い出す
詩があります。


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◎ほんとうの海の日

年に1日か2日
青山あたりで
潮の香りが、ぶんぶんとする
夕暮れがある

海が近いのだと感じる夕暮れ

潮の香りにつつまれる夕方
ぶらぶらと歩きながら
これを
ほんとうの海の日、と名づけようと
決めた

『甘い、甘い、甘くて甘い』
(服部みれい=著 エムエム・ブックス=刊 より抜粋)

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なぜか、強烈にこころに残る詩で、
それ以来、わたしも大好きです!

場面を思い描いてみると、
凛とした女性が浮かんできて……、
隠れたせつなさと、強くてチャーミングな瞳を
持っていて、わたしは彼女と友だちになって、
「語り合いたい!」と思いました(架空ですが)。

(美濃に引っ越してきてから、
みれいさんは「ほんとうの海の日」を
感じたかしら?
今度、聞いてみますね!)


そして、それ以来、
「ほんとうの◎◎の日」をふとしたときに
考えるようになったりもしました。

例えば、「ほんとうの誕生日」とか!

“あたらしい自分”に出合えたと感じた日や、
何か乗り越えたなと感じた日などを、
勝手に「ほんとうの誕生日」にして、
1人でプチお祝いをしてみたり。

変わり目がたくさんあった去年は、
「ほんとうの誕生日」がたくさんあったように
感じたり(笑)。

山がざわざわいっていて、
何か話しかけられた気がした日は、
「ほんとうの山の日」にしたり。


「ほんとうの◎◎」という概念を、詩を通して
いただけたことが、何かおもしろく、
わたしの頭とこころに作用してくれているみたいです。


こんなふうに、こころに残っている詩や文章や、
ことばの存在って、とてもかけがえのないものだと
あらためて思った、2015年の「海の日」でした。

 
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